三毛猫ハル、FIP寛解までの記録

FIP猫伝染性腹膜炎、致死率99.9%の病気にかかった猫の闘病記録です

FIP治療開始5日目(発症11日目)

2月26日晴

 

夜食に入れておいたミャウミャウ(総合栄養食)おにくプラス38gのうち、31g食べてた。子猫用ミルクは30㏄ぐらいしか飲んでない。

 

朝、目薬(ステロップ)をしたところ、そのあとで、口から唾液をペッという感じで吐き出していた。昨夜もそんな感じのことをしていたので、どうやら口の中に流れてくると相当マズいらしい。

 

目薬を頑張ったご褒美にチュール(総合栄養食)まぐろ1本。

朝ごはん、ミャウミャウ(総合栄養食)とりももほぐしみ11.7g。。

 

病院前に爪切り。

爪切りを頑張ったごほうびに、チュール(ホタテ貝柱まぐろ)1本(14g)。

すごい勢いでチュール食べる。総合栄養食のチュールと比べても食いつきっぷりが違う。本当に不思議に思う。いったいチュールの何がそんなに魅惑なのか。

私が食べてもおいしいのだろうか。

 

熱、38.8度。体重、2.34㎏。熱は無いが体重は減っている。

昨日は結構食べたはずなのに。

病院の先生に「一喜一憂せず、いきましょう」と言われ、寛解までの過程ではあり得ることなのだろうと理解し帰宅。

 

昼ごはん、ミャウミャウ(総合栄養食)おにくプラス30g与えたが2,3口しか食べず。

具合が悪い時によく入っている箱の中へ入っていった。

今日はあまり調子よくないのか?

心配だ。

 

夕ごはん、昼ごはんの残りにチュールをかけて半分ぐらい食べさせる。

晩ごはん、ミャウミャウ(総合栄養食)おにくプラス40g、半分ぐらいしか食べず。

 

〇本日の体調まとめ

熱、38.8度。体重、2.34㎏。

GS注射3.0ml

 

食べたもの総量、

チュール2本、子猫用ミルク30㏄、ウェットフード77.7g

 

具合悪い?

FIP治療開始4日目(発症から10日目)

2月25日晴

発症後平均生存日数9日と言われているFIPだが、10日目に突入。

 

夜食として置いておいた、ウェットフード25g、子猫用ミルク100㏄。ほぼ完食。

夜中に、ウンチ直径1㎝くらい、長さ5㎝くらいを2本。良い感じのウンチ。

 

朝ごはん、ウェットフード

35g、ほぼ完食。

 

病院へ。

熱、38.7度。体重、2.40㎏。

くしゃみを何度もすることと、右目が涙目になっていることを相談。

 

右目を見てもらうと右目の下の方に黒い点々がある。「ぶどう膜炎」になっている、とのこと。

そのせいで涙が出て、そのせいで鼻がぐじゅぐじゅして、くしゃみが出ているのではないか?

放っておくと緑内障になって、失明することや眼球摘出をすることになる場合もあるのだそう。

目薬(ステロップ点眼、ヒアルロン酸点眼)を処方してもらう。

右目、ステロップ点眼1日3回、ヒアルロン酸点眼1日1回。

左目、ステロップ点眼1日1回、ヒアルロン酸点眼1日1回。

左目は念のための点眼。ヒアルロン酸点眼は、ステロップ点眼が角膜に多少影響が出るので、保護のために点眼という指示。

目の方は目薬をして、しばらく様子見。

 

食欲も出て、元気になってきたとは言え、全身にウィルスが広がっているため、色々な症状が随時出るよう。まだまだ油断はできない。

 

11時ごろ昼ごはん、ミャウミャウ総合栄養食とりももほぐしみ50gを与える。半分ぐらいを食べ、14時ごろ、残り半分をほぼ完食。

18時ごろ夕ご飯、ミャウミャウ総合栄養食おにくプラス30g。ぺろり完食したので追加10g。ペロリ完食したので追加15g。合計55g与えたが、最後の追加は多かったらしく10gほど残した。

 

1時間ぐらいしたら、オエッて感じに何度かなっていたので、胸焼けした?調子にのって食べさせ過ぎた?

食べてほしいけど、与える量が難しい。

 

21時ごろ、残っていた約10gも完食。

胸焼けしてたんじゃないのか?よくわからない。

 

23時半、ウェットフード38gを置いて就寝。

明日の朝までにどれぐらい食べてるかな。

 

〇本日の体調まとめ

熱、38.7度。体重、2.40㎏。

GS注射3.0ml

白濁した目薬(ステロップ点眼)、右目1日3回、左目1日1回

透明の目薬(ヒアルロン酸ナトリウム点眼液0.1ml)、右目1回、左目1回

 

食べたもの総量、ウェットフード165g、子猫用ミルク100㏄

※ミャウミャウ総合栄養食(北里大学監修)のウェットフードが気に入ったらしく、よく食べる。

おにくプラス、とりももほぐしみ、おさかなミックス、あじわいまぐろの4種類が近所のドラッグストアで売られていたので、これを基本のエサにする。

どの味でも食べるけど、ハルさんのお気に入りは、1位とりももほぐしみ、2位おにくプラスの印象。

肉球さわりたいけど、安眠妨害?

FIP治療開始3日目(発症から9日目)

2月24日晴

夜食に入れておいた、子猫用ミルク100㏄、ウェットフード5g完食。

 

6時ごろ、朝ごはん。ミャウミャウ総合栄養食(おにくプラス)25gほぼ完食。

前日の夜から何度か連続くしゃみをしていたのが、気にはなったが、とりあえず今朝は超元気。走り回る。久々におもちゃにじゃれてくる。

 

病院へ。

熱、38.7度。体重、2.36㎏。

食欲もあるのに、病院で体重を計ったら減っていた。

食欲が出てきたとは言え、逆にどれぐらい与えたら良いものかと相談。

食欲があるようなら、吐かない程度にもう少し食べさせても良いと思うと先生に言われ、昼ごはんは増量してみることに。

 

11時ごろ、病院後のご褒美チュール1本。

昼ごはん、ミャウミャウ総合栄養食(おにくプラス)40gをお皿に入れてみたら、すぐに食べ始めたが、15グラムほど残してあった。

とは言え前日までのチュールをかけながら、ごまかし、ごまかし食べさせていたことを思えば、大幅の進歩。

このまま順調に回復してくれると良いのだが。

 

16時ごろ仕事のため、昼ごはんの残り半分パウチに残っていた、ミャウミャウ総合栄養食(おにくプラス)23.7gを皿に入れて外出。

20時ごろ帰宅したが、完食していた。

ウンチ直径0.7㎝ぐらい、長さ3㎝ぐらい1本も確認。

 

晩ごはん、ミャウミャウ総合栄養食(おにくプラス)30gほぼ完食。

 

夜食として、ウェットフード25グラム、子猫用ミルク100㏄を皿に入れて就寝。

これが明日の朝までにどれぐらい食べられているか。

 

〇本日の体調まとめ

熱、38.7度。体重、2.36㎏。

GS注射3ml

 

食べたもの総量、ウェットフード123.7g、子猫用ミルク100㏄。

だいぶまともな食事量になってきた。

 

ウンチ直径0.7㎝ぐらい、長さ3㎝ぐらい1本。

ごはん治療3日目

FIP治療開始2日目(発症から8日目)

2月23日

朝起きると、器に入れておいた子猫用ミルク100㏄夜中に完食していた。

 

朝ごはん

ウェットフード15グラム、子猫用ミルク50㏄、チュール1本。

 

久しぶりに走り回る姿を見る。キャットタワーにものぼる。

流し台にもジャンプして乗る。

でも、ちょっとフラフラするので、元気で嬉しいがハラハラして仕方ない。

しかし、そのハイテンションの理由がどうやらウンチが出ないせいで、落ち着かないからだと察知する。

 

何度もトイレに入り、力むが出ないを繰り返す。

17日の夜にウンチしたきりだから、少し便秘になっているのだろう。

なおかつ、踏ん張るが足に力が入りきらないのか踏ん張り切れない様子。

力み過ぎて、せっかく食べた朝ごはんをほぼ吐く。

 

ようやく直径1㎝くらいのウンチが1回出たが、まだ落ち着かない様子で、また走り回ったり、お尻をなめたり、またトイレに入ったりを繰り返す。

その後、もう一度直径1㎝くらいのウンチが1回出て、少し落ち着きを取り戻す。

 

ちょうど病院に出発する時間となったので、落ち着いた今のうちにとキャリーに誘導する。「おいで」というと着いてきて、ちょっと抵抗はしめしたが直ぐにキャリーに入る。でも行きの車の中では「イヤー」「ネエ、ネエ」「出して」「帰ろ」とでも言っているように、時々訴えつつ諦めるを繰り返す。

(帰りの車では一切鳴かなかった。賢い子だ)

 

病院

体重2.38㎏。元気になっているのに体重減っている。

2回目の薬投与。

昨日と違う先生なので、「あれ、昨日はどこに打ったんだろう」などと発言していて、ちょっと心配になる。

でも「昔は不治の病なんて言われてたけどね~。」「ちょっと薬代高いのが大変だよね。」「厳密に絶対24時間でなくても、毎日投与できれば大丈夫。」みたいな軽い感じで、心配なんだけど、昨日までの深刻な感じは何だったのかと思わされ、ちょっと気持ちが軽くなる。

癌が昔は不治の病だったのに、今は仕事しながら治療する時代だしね、的なことなのだろうか?

 

注射そのものは一瞬で終わったが、その間保定してくれている看護師さんは大変そう。

 

ついでに便秘のことを相談してみる。

お腹を触った感じでは、浣腸とかしなければならないほどの大きな塊がある感じではない。心配ならウンチがツルっと出るようにする薬(モニラック)を出すので、1mlくらい飲ませてみて、とのこと。

 

帰宅後、ウンチしたいが出ない。お尻をなめるを繰り返す。

肛門が赤く腫れてて痛そう。なめたら余計にお尻が痛くなりそうなので、止めさせようとしたら、ハルさんに怒られた。

薬(モニラック)を1mlシリンジにとって飲ませてみる。

 

11時ごろ、病院頑張ったご褒美のチュール(高栄養のもの)1本も与える。

しばらくして、いつものハルさんのウンチの1.5倍くらいの太さのウンチが2本出た。

(通常は直径1㎝くらい、長さ3~5㎝が2,3本。この日は直径1.5㎝くらい長さ5㎝くらいのものが2本)

13時ごろ、ウェットフード15グラムくらい、チュール1本

(チュール1本をウェットフードにかけて、チュールをなめることで少しずつフードも食べさせた)

 

16時ごろ、ウェットフード(ミャウミャウ総合栄養食、とりももほぐしみ)17グラム

夕方、咳のような、くしゃみのようなものをし始めたのが気になる。

18時半ごろ、ウェットフード(ミャウミャウ総合栄養食、とりももほぐしみ)10グラム、

チュール1本

(昼と同様に、チュール1本をウェットフードにかけて、チュールをなめることで少しずつフードも食べさせた)

 

 

〇本日の体調まとめ

熱、?。体重、2.38㎏。

GS注射3.0ml

モニラック1ml

 

食べたもの総量、ウェットフード42g、チュール3本、

食べそうな気配を見せたら、少しずつでも食べさせることで、何とか本来とるべき栄養の4分の1ぐらいは食べさせられたか?

 

ウンチ、直径1.5㎝くらい長さ5㎝くらいのもの2本

 

 

FIP治療開始1日目、帰宅後、横転(発症から7日目)

2月22日午後

1回目の注射を終え帰宅後。

私が自分の昼食の用意をしていると、においにつられたのか自分のエサを催促しに来た。投与してから、まだ1,2時間しか経っていないのに、薬の効き目に驚き。

 

食欲が出てくれたのは嬉しい限りなので、ウェットタイプのエサをパウチの半分ほどお皿に入れてみる。なんと完食。

 

久しぶりに、しっかりご飯を食べる姿を見て一安心したのも束の間。

今度は私がご飯を食べる番だと、食べ始めたところ、ハルの部屋の方で、バタンという音。

急いでハルの部屋に行くと、部屋の前でハルが倒れている。

首は左向きに向いたまま、体は真っ直ぐ進もうとしている様子。

しかし、そもそも立てないらしく、壁と床の間でもがいている。

 

そのまま抱きかかえて、上から覆いかぶさって落ち着くのを待つ。

なかなか状況が変わらないため、お昼休み時間に申し訳ないと思いつつ、病院へ電話。

すぐに病院に連れてきてくださいと言われたが、抱きかかえているので運転ができない。こんな状況のままでは、キャリーに入れることもできない。

思案に暮れていたが、10分ほど経った頃、普通に座れるようになり、しばらくすると、いつものようにこたつ布団の上で丸くなって寝始めた。

 

この様子ならキャリーに入れられるが、病院まで、もうひと往復させる方がハルのストレス負荷が高いように感じ、今日はこのまま様子見すると病院へ連絡。

 

その後は、特に何事もなく。

 

〇本日の体調まとめ

熱、39度。体重、2.4㎏。

GS注射3.0ml

食べたもの総量、ウェットフード(カルカン)70g入り一袋、子猫用ミルク100㏄、チュール1本。

久しぶりにしっかり食事(治療開始初日)

 

 

FIP治療開始1日目、GS注射(発症から7日目)

FIP治療開始1日目、2月22日

最初にお世話になった病院から教えてもらった病院へ。

病院の名前を出さない条件で教えてもらったので、あくまで「噂で聞いたのですが」という形で訪問。

 

最初の病院でしてもらった検査結果の病院名などが特定できる情報が書かれた部分は消したうえで、全ての検査結果を持参。

 

その検査結果を見て、「FIP」の治療を開始することを告げられる。

熱、39度。体重2.4㎏。

エコーで見てもらうと検査のために抜いたせいか胸水は少ないとのこと。

 

薬は84日間の連続投与となる。毎日同じ時間(24時間毎)に投与する。

注射で投与するが、同じ場所に打てないので、毎日場所を変えて注射する。

そのため毛を刈る旨の説明を受ける。

ちなみに、この注射は結構沁みて痛いらしい。

 

了解して、治療をお願いする。

普段あまり大きな声で怒ることのないハルの叫び声が聞こえてくる。

痛いし怖いよね。頑張って。

そして先生たちも大変だったかと思います。

ありがとうございます。

 

ひとまず、そんなこんなで、背中がモヒカンのようになりました。

モヒカン刈りハル

 

FIP発症疑い6日目、けいれん発症

FIP発症疑い6日目、2月21日

朝6時頃、全身けいれん。

 

足元で寝ていたハルからおかしな振動が伝わってきて、驚いて飛び起きる。

全身けいれんしている。

どうしたら良いか分からない。

体をさすってあげれば良いのか、抱きかかえてあげた方が良いのか。

ひとまず体の上から覆いかぶさるようにして、ベッドから落ちないように。

壁に頭をぶつけないように守るのに必死。

 

正確な時間はわからない。体感としては1分ほどで治まった。

 

しかし、その後も目の焦点が定まっていない。

にもかかわらず、フラフラと歩いて行こうとする。

壁に頭がぶつかったまま、歩こうとしている。

暗い方が落ち着きそうなので、電気を消し、座布団に乗せ壁側を向かせ、

またしばらく覆いかぶさって様子を見る。

 

しばらくして、普通の座り方ができるようになったので、早朝で申し訳ないと思いつつ、病院へ電話し、指示を仰ぐ。

頭をぶたないように、高いところから落ちないように対処する以外は、特に今出来ることは無い。診療時間になったら病院へ連れてきたくださいと言われる。

 

病院から抗生剤を処方されていたが、そのような状態だったので、薬を飲めるはずもなく、何も食べさせることはできなかった。